日本肺胞蛋白症患者会

肺胞蛋白症について

自己免疫性肺胞蛋白症の罹患率

我が国の自己免疫性肺胞蛋白症の患者数は、推定3300人、
罹患率(100万人あたりの年間新患者数)は、1.65人/年です。
  • 新潟大学では、2020年5月まで全国の自己免疫性肺胞蛋白症の患者さんの血清を集めて抗GM-CSF自己抗体を測定していました。
  • 2006-2016年までに新潟大学に集まった702人の自己免疫性肺胞蛋白症の患者さんがかかった医療機関の場所から分かったことー北海道から沖縄まで患者さんが発生する割合は、地域によって差がないー気候とか土地の影響を受けない。
  • 新潟県(人口約228万人)をモデルとして、毎年の新患者数(平均[95%信頼区間])を推定すると、3.9人[1.5–10.2人]/年となる。
  • 地域差がないことから、全国の新患者数211人[81-549人]/年と推定される。
  • 罹患率(百万人あたりの年間新患者数)は、1.65人[0.64–4.31人]/年

(出典)北村ら:ERJ Open Res 2019; 5: 00190-2018

2006〜2016年までに患者さんがかかった医療機関の場所
●ー1つの点が1人の患者さんを表している。
北村ら:ERJ Open Res 2019; 5: 00190-2018
都道府県別の人口(横軸)と患者数(縦軸)の関係
北村ら:ERJ Open Res 2019; 5: 00190-2018