GM-CSF吸入療法が全国の病院で始まります!(2024年7月29日発売)
2024年07⽉01⽇
2024年7月29日、ついに待望の肺胞蛋白症治療薬「酵母由来ヒト組換えGM-CSF:サルグマリン®吸入用250μg」(以下「サルグマリン」)が発売されます!※
これは、世界初の肺胞蛋白症に対する薬物療法であり、吸入製剤としても世界初の承認となります。
これまで保険がきく自己免疫性肺胞蛋白症の治療法は、患者さんの体に負担が大きい、全身麻酔を使っての肺洗浄という処置しかありませんでした。このサルグマリンの登場により、治療の選択肢が大きく広がります。
サルグマリンは、長年にわたる研究開発の成果であり、全国12病院での医師主導治験で効果と安全性が確認されています。
この画期的な治療薬の登場により、肺胞蛋白症患者さんの生活が大きく改善されることを期待します。
※2024年3月26日に、自己免疫性肺胞蛋白症に対するGM-CSF吸入療法が薬事承認され、2024年7月29日にノーベルファーマ社より商品名「サルグマリン®」として販売されます。
関連リンク
- GM−CSF吸入療法を受けるには、難病の公的助成制度に申請されることをお奨めしています
- GM-CSF吸入療法を受けるには主治医と相談して薬局に薬を置いてもらう手続きが必要です
- 吸入器の購入に際しては、自治体の助成金制度が使えます
サルグマリン®について詳しくは
- ノーベルファーマ株式会社:https://nobelpark.jp/script/druginfo/drgDtl.php?id=29
- 新潟大学医歯学総合病院:https://www.niigata-u.ac.jp/news/2024/589213/
肺胞蛋白症への吸入療法について詳しくは
- GM-CSF吸入推進機構「GM-CSF吸入療法について」:https://gipo.or.jp/ja/method/cause/